夜想曲の続き

感受性をそのままに。

きっと魔法に憧れているのだということ

猛暑、猛暑と声が上がり始めましたね。熱中症で倒れる地域も多いとか。

脳味噌お大事になさってください。まだまだ替えの利かない器官でありますから。

単なる風邪のようにウィルスを撲滅して全快するようなものではないのですから。

 

先日、友人のウェディングパーティーにお呼ばれしました。

新郎新婦共に大学時代からの友人で、とても愉快なお二人です。

いつの間にかねんごろになり、気づいた時には籍を入れてました。

そういう着々と何かしらのステップアップをしていく姿勢、見習いたいです。

 

お二人の結婚式、加えてウェディングパーティーの分、二本の動画を作りました。

まあ、どちらもスライドショーです。友人からのお祝いのメッセージムービーではなく、新郎新婦からの依頼・監修の元制作したものです。ヒストリービデオと呼ばれるものでした。私たちは美大生でしたから、こういった制作活動には今もわくわくするものです。彼女は絵を描く方で、彼は木材などの加工が好きで、私はといえば映像(3DCG)を学んでいたのでした。学んでいたと言えるほどマジメな学生ではなかったですが、切羽詰まった環境ではなく、悠々と好きな表現を追い求めて形にしても構わないという空気だったので、ありがたくのんびり制作してぼーっとしている間に卒業しました。

 

今回ムービーを作るにあたり思ったことは、「もっと普段から手をつけていればよかった」です。技術的な意味でも、制作日程に関しても。ていうか今回に限った話ではなく、以前にも何かの機会に思ったような気がします。

 

ウェディングパーティーでは、私の作った動画は喜んでもらえたようでした。

だけど私は、納得できなかったのです。もっと、もっと出来たのにと感じてしまったのです。変な話ですが、今の私は出来ないけれど、本当ならもっと色々なことが出来るものを持っていたのにと思ったのでした。

ありがとうと笑顔で言われたのに、私は私の納得する域に出来栄えを持っていくことが出来なかった自分が不甲斐なくて、素敵な場なのに、一生に一度かもしれない瞬間に心から素晴らしいと思えるものを提供できなかった自分が、不愉快で情けなくてぜんぶ自業自得なのだということを思い知ったのです。

……そして、ここまでへこむということは、きっと本気でやりたかったのだろうと解釈した次第です。むしろ本気だったにも関わらず、志半ばみたいな状態でいるのが気に食わないのでしょう。単なる見栄っ張りだという節も否めません。たぶんそれも込み込みでしょう。

 

 

私はAfter Effectsを持っているのですが、これはとっても楽しい映像制作ソフトなのです。7年もののMacBook Proでいじくるにはちょっと重たいAdobe製品なのでいちいち動作を停止させられ、とてもやきもきしました。でも楽しいのです。

小難しくて手をつけるのが大変に思えるソフトです。実際そうです。

ただ、YouTubeやvimeoなどにたくさんあるチュートリアル動画通りに、わからないなりにも素直に触ってみれば、なんとまあ色々できるものなのだな、と気づきます。CM、テレビ番組、MVにボカロPVなどなど、そのあたりの映像でよく目にする表現やエフェクトは大体再現できます。個人的にはモーショングラフィックス系がアツいです。

 

ざっくりした言い方になりますが、 今回の制作で私は映像が好きなんだと再確認した、というお話です。

 

素敵なものが作りたかった。現実では出来そうもないシーンを生み出したかった。

色彩豊かな何かも、圧巻の名場面も、気持ちの悪いユーモアも表現したかった。

漫画やアニメでよく見る魔法使いの起こすエフェクトが大好きなんです。

なぜ自分には光の粒を放てないのか未だに疑問に思うほどあのきらきらが欲しいと思っていて、私の生身の指先から出せないのなら、電子の力でここに君臨させてやると思っていた……ということを思い出しました。

 

 現代で魔法使いになる方法は様々ありますが、私の場合それは想像力と技術力が噛み合ったときに起こせるものだと思っています。

 

別に何か物や利益を生み出すだけがすべてではなく。

適切な時に適切な言葉をかけてあげられることだったり、

いつかの自分のためにがんばってあげることだったり、

大したことじゃなくっても目に見えないことだったとしても、

ふっと心が救われるような瞬間があったとしたら、それが出来たとしたら……

 

それってもう魔法のようだとは思いませんか。大げさですか。

 

それでも、おおっぴらに素敵なことだと思っていた方が、

このちょっと理不尽な世界で生きていくにはちょうどよかったりしませんか。

私はそう思っています。

 

これから少しずつ、After Effectsの勉強をしたいなあと思います。

ためしにチュートリアルをそのまま自分でも作ってみたり、PVを勝手に考えて動かしてみたり。また何かの機会に映像をつくる機会があるかもしれないですよね。

手軽に高度な魔法が使えるようになりたい、

そんな目標のひとつを抱いた週末でした。